トレッキングにハマってくると、残雪・雪解けの時期まで待てなくて、雪山にも登りたくなるんですよね。
でも、初心者には雪山トレッキングは、やっぱりちょっとハードルが高そう。
雪山には、どんな格好で行けばいいんでしょうか?
そもそも、初心者でも登って大丈夫なんでしょうか?
ここでは、トレッキング初心者でも登れる関東の雪山と、その際の服装についての情報を紹介しています。
雪山トレッキングは初心者でも大丈夫?
トレッキング・登山初心者ですと、神奈川の大山とか、奥穂高とか、槍ヶ岳、表丹沢くらいの難度の山は登ったことがあるでしょうか。
テントは持たずに、山小屋泊するくらいのレベルだったりしますかね。
トレッキングに慣れてきても、雪が積もった山の経験が全然ないと、やっぱり雪山登山は不安ですよね。
でも、標高1,000メートルくらいの低山でしたら、初心者でも天気の良い日なら大丈夫ですよ。
もちろん、天気がよくても雨具はしっかり用意していく必要があります。
低山とはいえ、冬以外の季節に比べると気象条件はずっと厳しくなりますので。
では、トレッキング初心者にもオススメな関東の雪山を次の章で紹介しますね。
関東で雪山トレッキングをするなら この山がオススメ!
関東限定ということで、1,000メートル程度の山を紹介しますね。
これらの山でしたら、山小屋もありますし、冬でも休みの日には多くの登山者が登っていますから、トレッキング初心者でも大丈夫ですよ。
・金時山(1,212メートル)
山頂には茶屋が2軒あって、冬に登った後には、うどんや甘酒で温まることができますよ。
空気の澄んでいる冬だと、金時山から見える富士山は絶景です。
でも、この辺って雲や霧が出やすいですから、なかなか晴れてくれないのがちょっと残念。
・大山(1,252メートル)
鳥取県の大山(だいせん)ではなく、神奈川県の『おおやま』です。
登山道は広くて、きちんと整備されていますから、特に危険な箇所はありません。
それに、夏には多い山ビルも冬だといないですから、登山も快適ですよ。
ただ、冬ですと日陰の道は凍っているでしょうから気をつけましょう。
・塔ノ岳(1,491メートル)
ここは山頂に近づく辺りで急な登りが多く、そこが結構キツイですね。
でも、雪の時期も軽アイゼンなしでも登れる山です。
山頂には、看板猫のいる山小屋がありますよ。
猫好きなら頑張れるかも?
・鍋割山(1,273メートル)
こちらは温かい鍋焼きうどんが食べられるんですよ。
鍋焼きうどんと言ったら鍋割山というほど有名です。
『鍋』割山ですからね。
お昼には行列ができるほどの人気です。
値段は1000円くらいでした。
登山道には危険な所も少なく、初心者にも優しい低山ですよ。
雪山トレッキングをする時の服装は?
雪山トレッキングをする際の服装ですが、アウターはどうすればいいのかとか分からないんですよね。
アウター自体に保温性があるものがいいのか、それとも、保温性があるダウンジャケットの上に、保温性がそれほどでもない薄手のレインウェアを着るだけでもいいのか……とか。
初心者でも登れる程度の雪山でしたら、アンダーウェアの上にフリースやダウンを着て、その上にプラスして、夏に使っているレインウェアを着れば大丈夫ですよ。
冬でも登山中は結構汗が出ますので、登っている間はアンダーウェア+薄手のフリースでも平気なくらいです。
風がある場合には、その上にレインウェアを着るようにしましょう。
低山でしたら、夏用のレインウェアで十分です。
もちろん、防水性だけではなく、透湿性にも優れたレインウェアであることが必須になります。
雪山トレッキングでは、歩いている時になるべく汗をかかないようにすることが特に重要。
なので、冬の雪山は寒いからと、ヒートテックみたいな発熱下着を着るのはNG。
冬でも、汗をすぐに蒸散できる下着を着ていきましょう。
ダウンやセーターも持っていきますが、それは休憩時や非常時に防寒のために着ます。
アイゼンに関しては、12本爪の物ですと、木の根などに爪を引っ掛けてよろけた時に、自分の足を踏みつけてしまう事もあるので気をつけましょう。
雪山トレッキング初心者でしたら、6本爪のアイゼンでいいと思いますよ。
それと、両手ストックですね。
まずは、それくらいの装備でも登れる雪山で経験を積むのがいいでしょう。
まとめ
標高1,000メートルくらいの低山でしたら、雪山トレッキング初心者でも天気の良い日なら大丈夫です。
関東でしたら、金時山(1,212メートル)、大山(1,252メートル)、塔ノ岳(1,491メートル)、鍋割山(1,273メートル)辺りですね。
山小屋もありますし、休日は多くの登山者が登っていますから、初心者でも行きやすいと思いますよ。
服装に関しては、アンダーウェアの上にフリースやダウンを着て、その上にプラスして、夏に使っているレインウェアを着れば大丈夫です。
冬の雪山だからといって、ヒートテックみたいな発熱下着を着るのはNGですので気をつけましょう。
下着は、汗をすぐに蒸散できる物を選び、汗を余計にかかないようにすることが重要です。
ダウンやセーターは、休憩時や非常時に防寒のために着るようにしましょう。