「石岡のお祭りでは、屋台ってどの辺に出るんだろう?」
「石岡のお祭りのみどころってどこだろう?」
「雨が降ったら中止になるの?」
お祭りといったら屋台はもちろん、お神輿とかも気になりますけど、石岡にいくのだったら、それ以外にも注目して欲しい見どころポイントがあるんです。
神輿や幌獅子に気を取られていたら、うっかり見落としてしまいそうなスポットなんですよ。
ここでは、ちょっと違った視点から、石岡のお祭り(常陸國總社宮例大祭)に注目してみました。
計画を立てる際の参考にどうぞ。
石岡のお祭りの屋台はどの辺に出るの?
石岡のお祭りは、正式には『常陸國總社宮例大祭(ひたちのくにそうじゃぐうたいさい)』っていいますけど、ちょっと言いにくいので、ここでは石岡のお祭りで通しますね。
石岡のお祭りでは、中町通りと香丸通り、そして駅周辺に屋台がたくさん出ます。
下の地図で赤くなっている道が、ひと続きになっている中町通りと香丸通りです。
以前は、石岡駅前から伸びる御幸通りが屋台が立ち並ぶメインストリートだったのですが、ここは2014年から警察の許可が下りなくなったので、今では出店は出ません。
石岡駅を西口に出たら、そこには屋台がいっぱい出ていて、さっそくお祭り気分が盛り上がります。
そこからまっすぐ御幸通りを進んで行って、突き当たりにある『中町通り』と『香丸通り』に出れば、さらに多くの屋台がずらっと立ち並んでいますよ。
でも、普通に屋台料理を楽しむのもいいですが、実は、屋台以外にも注目して欲しい物がその通りにはあるんです。
それが何なのかは、次の章で紹介しますね。
石岡のお祭りのみどころは? 石岡に行ったら神輿や幌獅子以外にも注目!
石岡まつりのみどころといったら、何と言っても神輿と幌獅子ですが、それ以外にも注目して欲しい所はいっぱいあります。
まず、提灯に明かりが灯る夜の美しさが素晴らしいです。
ですので、昼間から夜にかけての町の景色の移り変わりなんかにも注目してみて下さい。
2日目だったら、午後3時に幌獅子大行列があって、午後6時45分から山車大行列がありますよね。
夜のとばりの下りた石岡の町が提灯の灯りに照らされて、そこに勇壮な山車がやってくるのは最高にキレイですよ。
見物スポットとしては、石岡駅前と、駅前通り(御幸通り)を真っすぐ行って突き当りの『カギヤ楽器前』が特にオススメ。
もう一つのみどころは、石岡のお祭りではなくて、石岡市自体の必見ポイントなのですが、建物ですね。
屋台がたくさん出る場所として先程紹介した、『中町通り』と『香丸通り』周辺には、時代を感じさせるレトロな建物がたくさんあるんですよ。
石岡市の登録文化財に指定されていて、そんな建物がずらりと並んでいる町並みは、まるで昭和初期を舞台にした映画のセットのよう。
歴史のある建物が、今も現役で使われているっていうのがすごいところです。
『すがや化粧品店』とか、『十七屋履物店』とか、『久松商店』とか、戦前の昭和初期に建てられた味のある店舗が建ち並んでいます。
『丁子屋』という元染物屋の建物は、なんと、江戸末期に建てられたのだそうです。
石岡のお祭りの日には、建物の前に屋台が並んでいて見落としがちですが、神輿や幌獅子を楽しみつつ、そのへんにもぜひ注目してみて下さい。
ここでさらりと紹介した建物以外にも、石岡市には登録文化財の建造物がたくさんあって、全部で19棟です。
詳しい情報や写真は、こちらの石岡市の公式サイトで見られますよ。
> http://www.city.ishioka.lg.jp/page/page000906.html
普段は静かな町ですから、石岡のお祭り以外の日にも、レトロな町並みを楽しむために行ってみたくなります。
昭和7年に建てられた『きそば東京庵』というおそば屋さんの店舗も登録文化財で、今でも営業しています。
店内もレトロな感じで雰囲気ありましたよ。
石岡のお祭りを楽しむ以外にも、石岡のそんな隠れたみどころを楽しんでみてはいかがでしょうか。
石岡のお祭りは雨が降ろうと決行!
石岡のお祭りというのは、別名『雨祭り』とも呼ばれていて、雨が降ったくらいでは中止になんかなりません。
祭りの途中で雨が降ってきても、皆さんずぶ濡れになりながら祭りを続行しています。
10回のうち、7回から8回は雨が降るくらいですから、雨が降って当たり前ってほどのお祭りですね。
台風が近づいてるけど大丈夫かな? 中止になるんじゃないの? と心配になるような天気でも、まず中止になることはないでしょう。
石岡のお祭りが中止になったのは、なんと日露戦争の時だけだそうです。
太平洋戦争の真っ最中でもやっていたのだとか!
ちなみに、石岡駅の連絡路の鉄筋には、米戦闘機の機銃の痕が残っているそうですよ。
機銃の弾が降ってきてもやってたくらいですから、雨が降ったくらいで中止になるわけがないですよね。
石岡の男たちの、祭りにかける意気込みは尋常じゃないですね。
そんな熱い心意気を知れば、石岡のお祭りをますます楽しめるのではないでしょうか?
石岡のお祭りに行く際は、雨具の用意を忘れずに。
まとめ
石岡のお祭りでは、中町通りと香丸通りに多くの屋台が出るのですが、その通りの周辺には、昭和初期ごろに建てられて、今では登録文化財にも指定されているレトロな建物がいくつもあります。
神輿や幌獅子だけではなく、石岡のそんな隠れたみどころスポットに注目してみるのもオススメですよ。
雨が降ろうが、台風が来ようが、石岡のお祭りは中止になることはありません。
7割から8割くらいの確率で祭り中に雨が降るかもしれませんから、石岡のお祭りに行く際は雨具をお忘れなく。