カレーって、ちょっと多めに作って次の日の朝などにも食べるっていうお宅が多いと思います。
でも、カレーの温め直し方って、鍋底が焦げてしまったりして意外と難しいんですよね。
それに、水分が飛んでしまっているからといって、水を入れても水っぽくなってしまいますし。
ここでは、お鍋でのカレーの温め直し方のコツについて紹介していますので、参考にして下さい。
カレーの温め直し方のコツは?
カレーを温め直していると、鍋底が焦げてしまう事って結構ありますよね。
だからといって、焦げないようにしていると、カレーが完全に温まりませんし。
こういう場合の温め直し方のコツは、弱火でゆっくり、かき混ぜながら温めることです。
火が強かったりすると、お玉でかき混ぜていても焦げてしまうことがありますから、火加減に注意しましょう。
かき混ぜずに温め直していると、カレーの表面がフツフツと煮え立ってきますが、かき混ぜてみると、中の方はまだ温まっていない状態だったりします。
これが、鍋の底が焦げてしまう原因です。
どういうことなのか説明しますね。
2日目のカレーは、特に冷蔵庫で保存していた場合、カレー内部の脂などの成分が固まった状態になっているんです。
そのため、そのままで温め直すとカレーの対流が起こりにくく、表面だけが煮立って、内部は温まりにくいんですね。
そういう状態ですと、対流しないため、鍋底に接しているカレーはずっと熱にされされて、焦げ付いてしまうというわけです。
なので、お玉でかき混ぜながら、弱火でゆっくりというのが、温め直すコツなんです。
カレーの中の脂が熱で溶けてくれば、カレーがゆるくなって、熱がカレー全体に行き渡りやすくなります。
カレーの水分が飛んでしまっていてゆるみにくいなら、その分の水分を入れてやるといいでしょう。
カレーの温め直しで焦げを防ぐなら この方法もOK!
いちいちかき混ぜ続けるのは面倒という場合は、こんな温め直し方もあります。
この方法だったら、かき混ぜずに放置しておいても、鍋底が焦げないんですよ。
かき混ぜなくてもカレーを温め直しできる方法とは、湯煎(ゆせん)です。
チョコを溶かすのにも使う方法ですよね。
カレーの鍋よりも大きい鍋でお湯を沸かして、その中に浮かせる感じでカレー鍋を温めます。
お湯が沸騰したら弱火にして、保温するような感じで加熱するといいですよ。
直接火にかけるより、ちょっと手間はかかりますが、これだと焦げません。
わざわざ鍋につきっきりでかき混ぜなくてもいいのは、朝の忙しいときなんかにいいかもしれませんね。
この方法を試す時は、水が蒸発してしまって、空焚きにならないように気をつけましょう。
カレーの温め直しで水を入れたら水っぽくなってしまうなら
先程ちょろっと、カレーの水分が飛んでしまっていて、温め直していてもカレーがゆるみにくかったら、その分の水分を入れてやるといいって書きました。
でも、そうするとカレーが水っぽくなってしまって美味しくないと感じる人もいると思います。
かと言って、水気が飛んでドロっとしたままでは温め直しにくいですし、半分ペースト状みたいになったままのカレーっていうのも、食感が嫌ですよね。
そんな場合には、水以外のものを加えてみるのがオススメですよ。
バジル入りのトマトソースなんかもいいですし、牛乳や豆乳、トマトジュースやリンゴジュースっていうのも、味が変化して、単に温め直すよりも楽しいですよ。
ワインとか日本酒っていうのも面白いですね。
ワインだと、酸味が加わって一味違うカレーを楽しめたりします。
水分が飛んでドロっとしたカレーを温め直す際には、ぜひいろいろ試してみて下さい。
まとめ
カレーの温め直し方のコツは、弱火でゆっくり、かき混ぜながら温めることです。
あるいは、湯せんのように大きめの鍋でお湯を沸かして、その中でカレー鍋を温めれば、いちいちかき混ぜなくても鍋底が焦げませんよ。
水を加えて温め直すと水っぽくなって嫌だという場合は、水以外の、トマトソースとかリンゴジュース、牛乳などを代わりに加えるといいでしょう。
味が変化して、単に温め直すよりも楽しいですよ。