「うわっ……私のTシャツ、臭すぎ?」
Tシャツから汗のような雑巾のような臭いがして、洗濯してから、しっかり干しても落ちないってことありますよね。
そんな場合は、「もう捨てるしかないのか……」と諦める前に、この洗い方を試してみてください。
汗臭いTシャツのニオイを落とすなら この方法で洗ってみて
普通に洗っても落ちないTシャツの汗の臭い、アレ嫌ですよね。
洗いたてのはずなのに、着た瞬間からムワッと雑巾みたいな臭いが立ち上ってきて、汗をかくことで更に面白いスメルを発してしまって^^;
自分でも臭いんですから、その臭気は相当なもののはずです。
そんなのを着て出かけたら確実に臭いです。悪い意味で注目の的になることは間違いなし。
行きつけのコンビニの店員から、「雑巾」という不名誉なあだ名を密かにつけられてしまうかもしれません。
弁当を買いに行っても、荷物を出しに行っても、公共料金の支払いに行っても、「ファミチキください」と言っても、「あ、雑巾また来たよ」と心の中で思われることでしょう。
人間としての尊厳も、汗臭いTシャツ一枚でいとも簡単に崩壊してしまうのです。
レジ横の募金箱に小銭を入れれば、「この雑巾、いいヤツだな」って思ってもらえるかもしれませんが、そんなものはなんの慰めにもなりません。
なので、洗いましょう。その臭っっっいTシャツを。でも普通に洗ってもダメですよね。
あの汗臭を消し去るのなら、『酸素系漂白剤』がオススメですよ!
ツンとする臭いの『塩素系』ではなく、『酸素系』ですから注意してくださいね。
酸素系漂白剤の粉のものを使います。液体よりも粉のほうが、汗の臭いがよく落ちるんですよ。
ちなみに、酸素系漂白剤は100円ショップにも売ってます。
~洗い方~
まずは、バケツ1杯程度のお湯を用意します。
お湯の温度は50度くらいにします。お湯で洗うというのがポイントです。
でも、Tシャツ以外の、毛とかシルクの服だったら30度程度にしておく必要がありますので、そういう服まで汗臭に侵食された時は、気をつけてくださいね。
今回はTシャツですから、給湯器の設定温度を50度まで上げて、熱いお湯を用意しましょう。
自宅で出産してた時代みたいに、ヤカンでお湯を沸かすという大ボケをかまさないように注意してください。
お湯が用意できたら、汗臭いニオイが落ちないTシャツを沈めて、そこに酸素系漂白剤と普通の洗剤を計量スプーン1杯分投入します。
そして、そのまま30分から1時間ほどつけ置きするだけ。
時間が経ったらすすぎましょう。
他の洗濯物があるなら、それと一緒に洗ってしまってもOKです。
たったこれだけ。簡単でしょ?
これだけで、Tシャツにこびりついた汗の臭いも、大概は消えるはず!
「このTシャツ洗っても臭いし、捨てるしかないのか……」と諦める前に、ぜひ試してみてください。
Tシャツの汗臭いニオイが洗っても落ちなくなる原因はそもそも何?
そもそも、Tシャツにこびりつく、あのクサイ汗臭の原因は何なのでしょう?
汗でほんのり湿っていただけのTシャツが、どのような摂理に導かれて、あのような雑巾臭を振りまくようになったのか……まさに、家庭に潜む自然の脅威です。
あの臭いの原因は、Tシャツに繁殖した雑菌。
洗濯しても落としきれていなかった皮脂がTシャツの繊維にたまって、そこに汗が染み込み、雑菌が繁殖して、あなたのTシャツが突如雑巾として自己主張を始めるというわけです。
もしかして、汗をかいたTシャツをすぐに洗わずに、置きっぱなしにして数日後にまとめ洗いとかしてませんか?
その放置している間に雑菌が大繁殖してしまって、もう普通に洗濯しただけでは臭いが落ちなくなってしまうんです。
そうなると、洗った後、しっかり天日に干してもダメですよね。
Tシャツ以外のタオルとかも、汗で汚れたまま放置していると危ないですよ。タオルは着ないから気づきにくいですけど。
一人暮らしだったらそんなに洗い物は出ないから、こまめな洗濯なんて面倒ですし、まとめて洗ったほうが水道代が浮きますけど、脱いだ服を汗で湿ったまま放置っていうのはNG。
節約のために水道代をケチって、まだ着られるTシャツをダメにしてしまっては本末転倒でしょう。
なので、できれば洗濯はこまめにした方がいいんですけど、なかなかそうもいかないというのなら、脱いだ服は丸めて置きっぱにしないで、乾かしておきましょう。
汗で濡れたTシャツを乾かしたら、それはそれで臭そうですし、確実に面白いニオイがするでしょうが、乾燥させておけば、雑巾臭の原因になる雑菌の繁殖は抑えられます。
乾かしてから、風通しのいいかごに入れておくなどして、時間のある時に洗濯しましょう。
面倒ですけど、そうしておけば、いちいちお湯と酸素系漂白剤を使う手間は省けますよ。
酸素系漂白剤で洗ったらTシャツが色落ちしない?
漂白剤なんか使ったらTシャツが色落ちしちゃうんじゃないの? と心配な人もいるのでは?
お気に入りのTシャツが色落ちしちゃったら嫌ですよね。
雑巾臭くはなくなっても、まだらに色落ちしたTシャツなんか着られませんし。
でも、酸素系漂白剤だったら、つけおきした服が色落ちして白くなっちゃうってことはないんですよ。
塩素系だったら白くなりますけど、酸素系なら大丈夫。
ただ、服の素材や、つけおきする時間、お湯の温度によっては色落ちしてしまう場合もあります。
私の経験では、60度以上のお湯と酸素系漂白剤を使って、ネイビーのTシャツを2時間くらいつけておいたら色落ちしてしまったことがあります。
他にも、つけおき時間は1時間程度だったのですが、野球のソックスの紺色部分が色落ちして、ソックスの白い部分が青くなってしまったこともありますね。
この時も、お湯の温度が高すぎました。
なので、お湯の温度が高すぎることと、長い時間つけおきしすぎることは良くありません。
綿でも、スポーツ用品系は弱いかなという気もします。
Tシャツを酸素系漂白剤でつけ置き洗いする場合、お湯は熱くても50度までにして、つけ置き時間は30分から1時間までにするという点に気をつけてくださいね。
念のために、色物と白い物は分けたほうが安心です。
色落ちが心配なら、色落ちしていないかこまめにチェックして、色が落ちているようならすぐにすすぐようにしましょう。
まとめ
Tシャツが汗臭くなってしまって洗濯しても落ちない場合は、酸素系漂白剤とお湯でつけ置き洗いしてみてください。
50度くらいのお湯に30分から1時間つけておけば、大概の汗臭はスッキリ落ちますよ。
お湯が熱すぎたり、つけ置き時間が長すぎたりすると色落ちする事がありますから、気をつけてくださいね。