毎日何度もトイレで目にすることになる尿の色。
普段は気にも止めませんが、いつもとは色が違うと「アレ?」っと気になります。
濃い黄色の尿が続くと、病気なんじゃないかと、ちょっと心配ですよね。
原因は単なる疲れ? それともストレス? まさか病気?
ここでは、そんな黄色い尿についての情報をまとめています。
尿の色が濃い黄色になるのって何かの病気?
尿の色が黄色くなる原因の最たるものは、単なる水分の不足です。
例えば、朝起きた後の尿も色が濃い黄色ですよね。
これは、寝ている間に体の水分が不足するからです。
睡眠中は、当然水は飲みませんし、結構な量の汗をかきますからね。
また、日中でも、運動して汗をたくさんかいた後の尿は濃い黄色になりますね。
これも、体内の水分が汗で失われるせいです。
でも、朝イチの尿や、運動後の尿が濃くなるのは、経験から知っている人が多いのではないでしょうか?
問題は、朝イチでも運動後でもなくて、特に汗もかいていないのに尿が黄色いっていう場合ですよね。
まず考えられるのは、栄養ドリンクやサプリメントを飲んだというケースです。
タウリンを含んだ栄養ドリンクや、ビタミンB2を含んだサプリメントを飲むと、尿が鮮やかな黄色になります。
タウリンを含む栄養ドリンクというと、ファイト一発のアレが有名ですね。
サプリだけではなく、チョコラBBなどを飲んでも、ビタミンB2などで尿が黄色くなります。
どうでしょうか? 心当たりがありますでしょうか?
栄養ドリンクやサプリメントで尿が黄色くなるっていうのも、知っていた人が多いでしょうか?
アレって、濃いというよりも、鮮やかな黄色になりますから、「病気かも?」って不安にはならずに、「わあ、キレイ」って、ちょっと楽しくなってしまうかもしれませんね。
(私はそうなんです)
朝イチでも運動後でもなく、栄養ドリンクやサプリメントを飲んだわけでもないのに尿が濃い黄色になっているとすると、原因は何なんでしょうか?
次の章から、もうちょっと詳しく紹介していきますね。
尿の色が濃い黄色になるのは疲れが関係あるの?
尿が濃い黄色になる、その他の原因の一つとしてあげられるのは疲れです。
言うまでもなく、肉体疲労で汗をたくさんかいたのなら、運動後の場合と同じように、水分不足によって尿は濃い黄色になります。
でも、激しく体を動かしたわけでもなく、汗もかいていないのに疲労感があって、尿も濃い黄色になるというケースもあるんです。
どうでしょう? 当てはまりますか?
この場合、慢性的な疲れによって臓器の働きが悪くなって、その結果として尿が濃くなっている可能性が考えられます。
例えば、腎臓の働きが悪くなると、通常であれば尿には出てこない血液中の成分や蛋白が尿と一緒に排出されてしまい、そのせいで尿が濃くなることもあるんです。
水分はちゃんととっているのに、慢性的に疲れていて、尿が濃い黄色になっている状態がずっと続くという場合には、臓器も疲れてしまっているのかもしれません。
できるだけ休息を取って、臓器をいたわることが重要ですね。
また、肝臓の機能が悪くなって黄疸になったりしても、尿が濃くなるという症状が出ることもあります。
単なる水分不足や汗をかいたせいではなさそうで心配でしたら、医師の診察、健康診断を受けたほうがいいかもしれません。
特に、肝臓は『沈黙の臓器』とも呼ばれていて、病気になっても症状が出にくいですから注意が必要です。
それと、最初の方で、サプリメントを飲むことで尿が黄色くなると書きましたが、実は、人工物のサプリメントを飲みすぎると肝臓が疲労してしまうんです。
肝臓がサプリメントの成分を分解しているので、過剰に摂取すると負担が大きくなってしまうためです。
ですので、サプリメントのせいで尿が黄色くなっているのでしたら、そのために肝臓が疲れてしまって、それによって体の疲労感も出ているという事も考えられますね。
「疲れないように栄養をしっかりとらなきゃ」と思ってサプリをたくさん飲んでいたら、肝臓に負担をかけることで疲労感が出て、それでますますサプリに傾倒するという悪循環になってはいないでしょうか?
心あたりがあるのでしたら、栄養は普段の食事からとるようにして、サプリメントを飲むことはできるだけ控え、肝臓に過度の負担をかけないようにしたほうがいいでしょう。
尿の色が濃い黄色になるのはストレスが原因の場合も
身体的疲れや内臓の疲労だけではなく、精神的なストレスも尿が濃い黄色になる原因として挙げられます。
すごく緊張した時に、口の中がカラカラに乾きませんか?
その経験からも分かるように、ストレス状態に置かれると体内の水分量が不足するんです。
尿が濃い黄色になるのも、そのせいなんですね。
仕事などが忙しかったりして大変だったりすると、ストレスがかかるだけではなく、こまめな水分補給もおろそかになりがちです。
ストレスを感じている時は、水分をしっかり取ることを特に心がけないといけません。
ストレスは尿路結石の原因にもなる場合がありますから、注意したいところです。
経験した人なら分かるでしょうが、結石って痛いですからね。
尿の色が、健康をはかるバロメーターになっているといえるでしょう。
濃い黄色が続かないように、しっかり水分補給です。
まとめ
尿が濃い黄色になる原因には、起床直後や運動後の水分不足のほか、栄養ドリンクやサプリメントの摂取、体や臓器の疲れやストレスも挙げられます。
単なる水分不足や、栄養ドリンク、適度なサプリ摂取のせいだったらいいのですが、腎臓や肝臓などの内臓の疲労のせいでしたら注意が必要です。
慢性的な疲れは内臓の働きを悪くして、その結果、尿が濃い黄色になることがあるんです。
また、サプリメントの過剰摂取は肝臓に負担をかけます。
そのせいで、ビタミン系の成分によって尿が黄色くなるだけではなく、慢性的な疲労感が出ている場合もありますので、心あたりがあるのでしたら注意してくださいね。
それと、ストレスも体内の水分量の不足を引き起こし、その結果として尿を濃い黄色にすることがあります。
そのような場合は、意識して水分補給をしっかりするようにしましょう。