小学生のお子さんをお持ちの方だと、子供さんが音楽の授業でピアニカ（鍵盤ハーモニカ）を使っているのではないでしょうか？
私たちも小学生のころ使いましたよね、ピアニカ。
でも、あれって息を吹き込んで演奏するものですから、汚れやすいんですよね。
子供が持って帰ってきたピアニカを見てみたら、「臭い！」とか「ホースにカビ！？」ってことになったりして……。
ここでは、ピアニカの本体やホース、吹き口の洗い方、掃除の仕方をまとめています。
ピアニカを小さい子が自分で洗うのはちょっと難しいかもしれませんから、お母さんが気をつけてあげて下さい。
子供のピアニカが臭い！ ピアニカって洗えるの？
ピアニカ（鍵盤ハーモニカ）って、口をつける吹き口や、息が通るホースだけではなく、鍵盤がついている本体の内部も唾液で汚れるんですよね。そして臭い！
掃除するとしたら、ここが一番面倒です。
鍵盤部分は塗装されていますから、水拭きしても大丈夫です。
鍵盤以外の部分も、ピアニカ本体の外側だったら水拭きできます。
汚れがひどいようなら、中性洗剤を薄めたもので拭いてから、よく水拭きしておきましょう。
手垢なども、大抵はこれで落ちると思います。
水拭きOKとは言え、ピアニカを丸ごと水洗いしちゃダメですからね。
ピアニカの内部には金属部品も使われていますから、水をかけて洗っては、さすがに壊れてしまう恐れがあります。
でも、裏側を開けて見てみると、ピアニカ内部まで唾液まみれになって臭いこともあるんですよね。
ピアニカ内部の金属部分は、ウェットティッシュで一つ一つ拭けば大丈夫でしたよ。
ウェットティッシュで拭きにくい細かい所は、綿棒や歯ブラシを使いました。
ここまで徹底した掃除は、年に一回くらいでいいと思います。
（分解するとメーカーの保証は受けられなくなります。自己責任で行って下さい）
ピアニカのホースの洗い方は？ カビが生えていたら？
ピアニカ（鍵盤ハーモニカ）についている蛇腹のホースっていうのも汚れやすいですよね。そして、これも臭い！
子供のツバまみれになっていますから、ホースもキレイにしておきたいものです。
でも、ブラシやスポンジで中を洗えるような物ではないですから、洗い方はちょっと面倒。
まず、水道の勢い最大で、ホースに水を通して汚れを洗い流しましょう。
この時、両端についている吹き口などは外したほうがいいですね。
ホース内部の汚れを流した後は、しっかし乾かさないと、カビや雑菌が繁殖してしまいます。
この時、そのまま干しておいたのでは、乾くのに時間がかかります。
まずは、ホースを振り回して、中に残った水気を飛ばしましょう。
キッチンや洗面所でやるとまわりがびしょ濡れになりますから、お風呂場がいいですね。
ヒュンヒュン音を立てるくらいの勢いでホースを振り回して、遠心力で水を飛ばします。
それが終わったら、後は風通しのいい所に干しておくだけです。
……と、ホースの内部が唾液で汚れているだけだったら、この洗い方でもいいのですが、カビまで生えていたら、水ですすぐだけっていうのは気持ち悪いですよね。
当然、水ですすぐだけでは、カビは落ちません。
カビを落とすには、塩素系の漂白剤でつけ置き洗いするのがいいのですが、ピアニカホースの内部に使う場合、しっかりすすぎにくいですから、健康上、あまりいいとはいえないと思います。
ピアニカの演奏中に、塩素臭い空気を吸い込んでしまうのは、体に悪そうですよね。
ホースの中にカビが生えてしまっている場合でしたら、塩素系の漂白剤ではなく、ミルトンを使うのがオススメですよ。
赤ちゃんの哺乳瓶の殺菌に使うアレです。
赤ちゃんにも使えるものですから安心ですよね。
それに、洗う時にお母さんの手も荒れにくいですよ。
ミルトンなどを使って洗ってもカビが落ちないのでしたら、ホースを新しい物に替えてしまったほうがいいでしょう。
ピアニカを売っていたお店に、交換用のホースが売っていると思います。
メーカーが違うと、差し込む時に合わないかもしれませんので、気をつけてくださいね。
他のお店でも、ヤマハのピアニカのホースだったら、楽器店以外に、赤ちゃん本舗やヤマハ音楽教室にも売っていましたよ。
なかったとしても、楽器店に頼めば取り寄せてくれるでしょう。
ピアニカの交換用ホースは500円もしないものですから、カビ汚れがひどかったら、新しいものに替えて、お子さんが気分良く使えるようにしてあげて下さい。
ピアニカの吹き口の洗い方は？
子供のピアニカ（鍵盤ハーモニカ）が汚れてないかチェックする場合、まずは吹き口を嗅いでみるのでは？
そして、「臭いっ！」ってなるんですよね（笑）
ピアニカの吹き口（マウスピース）部分は、直接口をつける部分ですから、特に汚れやすい場所ですけど、洗い方は簡単ですね。
ホースから外して、石けんや台所用洗剤で洗うだけ。
もちろん、丸ごと水洗いしても大丈夫。
内部も、勢いよく水を通してすすぎましょう。
ホースにカビが生えていたら、吹き口の中にもカビが根を下ろしているかもしれませんね。
ミルトンなどでホースをつけ置き洗いするなら、一緒に吹き口もつけておいたほうがいいでしょう。
まとめ
ピアニカ（鍵盤ハーモニカ）の汚れやカビ、臭いのが気になる場合、本体は水洗いできませんけど、ホースや吹き口だったら、水洗いOKです。
ホースの洗い方は、ちょっと面倒ですけどね。
本体内部も唾液まみれになっていて臭いのでしたら、ウェットティッシュで金属部分を一つ一つ拭いて、細かい部分は歯ブラシや綿棒を使えば大丈夫でした。
ホースの内部にカビが生えている場合は、塩素系の漂白剤よりも、ミルトンを使ってつけ置き洗いするのがオススメです。
赤ちゃんの哺乳瓶にも使えるものですから、ピアニカにも安心して使えますよ。
カビでホース内部の汚れがひどいようなら、新しい物に替えてしまったほうがいいでしょう。
交換用のホースは、楽器店などで、400円ちょっとくらいの値段で売っています。
